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日本斧術協会

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相互の距離をとることが肝要

2021/06/01更新

相互の距離をとることが肝要です!

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るって
います。

この病気がうつるのは、飛沫感染と接触感染
が主です。

感染者が咳やくしゃみをすると、ウイルス
入りの飛沫が口から飛び出します。それを
他人が吸い込むか、飛沫が付いた場所を手で
触り、それが気道に入ると病気がうつります。

しかし、お互いの距離を1.5~2メートル取る
と、飛沫が届きにくくなって感染の危険性が
大きく減ります。これに加えて、よく換気を
すると、さらに飛沫は届きにくくなります。

したがって、

「三つの密」(密閉、密集、密接)を避ける
こと、お互いの距離を常に1.5~2メートル
とること、換気を積極的にすること、
せっけんでよく手洗いをすること

以上の4つが感染を避けるためにどうしても
必要な方策です。

ここで「運動をしているときの適切な距離」
についてヨーロッパで研究がされています。
斧道でも参考になるので、それを紹介しましょう*。

この研究では複数のランナーが走る際、前の
ランナーから後ろのランナーに放出される
飛沫の量を調べています。前のランナーが
走ると、そのすぐ後ろに気流の乱れが
おこり、前の人からの飛沫が後ろに飛び
散っていきます。

これを防ぐには、1列縦隊の場合、普通の
ウォーキング(時速4Km程度)では最低
5メートルの間隔を、少し早いランニング
(時速14.4Km程度)では最低10メートルの
間隔を取ることが必要でした。

ただし、1列縦隊を避けて斜めに位置取りを
すると、飛沫の拡散は大いに減少しました。

斧道の場合には、前後左右に動き、しかも
気合とともに大きく飛沫が飛び散ります。
これを考えると複数の人数で「ひとり稽古」
をする場合には、一般的に十分な対人距離と
されている2メートルではとても足りません。

以上の結果から、複数の人たちが集まって
個人トレーニングをするのにはかなりの感染
の危険性があると思われます。したがって、
複数の人が集まるのはやめて、ほんとうの
「ひとり稽古」が望ましいでしょう。
斧道の稽古から感染クラスターを出しては
いけません。今はひとりで我慢の時です。

日本斧術協会


*Belgian-Dutch Study: Why in times of COVID-19 you should not walk/run/bike close to each other.

* 画像は上記のサイトより引用

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